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2020年8月10日 (月)

明治時代の庚申塔(北区王子)

王子神谷駅の南、ホンダのバイク店の裏に鉄製の堂宇がある。向かいは王子三丁目公園、北隣は中央工学校の学生寮である。バイク店の脇から斜めに走りこの庚申塔に出る細路地は実は江戸時代からの古い道。北本通りなどは後でできた道で、この庚申塔が造られた時代は周りはすべて田圃だった。

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堂宇は下部はブロック製、上半分は鉄板で造られていて、べったりと荒々しく緑のペンキが塗られている。中を見ると、石柱がある。かつては正面に「庚申」という文字が見えたようだが、今ではほとんど見えない。剥離があまりにひどいからである。資料によると左面に「明治12年 卯」とあるようだ。

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実はこの石柱は凝灰岩で造られている。普通、石仏石塔は火成岩で造られており、一番多いのが安山岩、次が玄武岩である。凝灰岩は火成岩ではなく堆積岩、元は土や砂だから脆い。稀に砂岩を使うこともあるが、マグマが固まってできた火成岩の方が優れている。良い火成岩は何百年も持つが、凝灰岩は持たない。やはり江戸時代の石仏は石質も石工もレベルが高い。

場所  北区王子4丁目25-18

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