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2020年8月25日 (火)

行慶寺門前の庚申石仏(品川区戸越)

品川区戸越は戸越銀座商店街が有名だが、この商店街筋はもともと川だった。大正時代の地図を見ると戸越銀座通りなどなく川と田んぼが広がる谷筋。昭和に入ってから、関東大震災で壊滅的な被害を受けた銀座煉瓦街のレンガの瓦礫を運び入れて水はけの悪い水田の埋立てを進め、商店街を作り上げた。銀座のレンガを使ったので「戸越銀座」と命名したのが、全国にある〇〇銀座の第一号である。池上線戸越銀座駅の開業は昭和2年(1927)。まだ100年立っていない土地である。

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戸越村の鎮守である戸越八幡神社の隣にあるのが浄土宗の行慶寺。始まりは大永年間(1521~1528)で戸越八幡神社との関係は深い。その門前にあるのが地蔵と庚申塔、そして地蔵の陰に馬頭観音が一基。実はこの馬頭観音を訪問時に気づかず、後で調べて分かったというくらい。母の陰に隠れるシャイな子供の用に地蔵の後ろにあるが、造立は大正元年(1912)8月。手前の地蔵は台石とは別年代のようだが、台石の文字も読めない。

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道路側に並ぶのは駒型か角柱型か分からない庚申塔。日月、青面金剛像、三猿は確認できるがかなり摩耗が進んでおり風化もひどいので文字はほとんど読めず、年代も分からない。行慶寺の縁起に、すぐ下の谷には水量豊かな池があり、馬込から江戸へ古い街道を通っていく旅人に白湯を施したり、村人に念仏を勧めたりした寺だったとある。旧中原街道の供養塔群(戸越地蔵尊)は、江戸時代に行慶寺がこの地に落ち着く以前の庵の場所だというのが伝説である。

場所  品川区戸越2丁目6-31

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