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2020年8月 7日 (金)

王子善光寺の庚申塔(北区豊島)

王子善光寺は新しい寺院である。開山は昭和3年(1928)。おそらく最近訪問した寺院の中で、移転などを除くと最も新しいもののひとつである。開祖は信州の生まれで、子供の頃から病弱で生死の境を三度彷徨ったことから僧侶になり、長野善光寺如来の分身を本尊として遷座したという。現在の住職はまだ第四代らしい。

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そういう寺院なので境内は殆どない。だが塀脇の植込みに自然石の庚申塔が祀られていた。字体が新しいのでいつのものだろうとみると、昭和28年(1953)3月の造立。豊川学校通り商店会によるものである。新しい寺院にある新しい庚申塔、それも悪くない気がした。

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庚申塔の近くには、こちらも新しそうな石仏があった。錫杖や宝珠がないので地蔵なのか、僧侶をモデルとしたただの像なのかは分からない。それでも造立年は明暦3年(1657)1月と書かれている。個人的にはいささか混乱してしまった。字体や像形がどうもしっくりこない。しかし明暦3年は明暦の大火があった年。10万人が亡くなったというこの年に彫られたものだと信じたいと思う。

場所  北区豊島3丁目4-9

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