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2020年8月16日 (日)

十条駅前の庚申馬頭(北区上十条)

現在は埼京線十条駅前踏切から路地を南に少し下がったところに堂宇がある。正式には「上十条一丁目観音堂」という。歴史は古く、堂宇の創建は文化9年(1812)と伝えられるが、中に祀られている石仏はそれほど古くない。もともとこの観音堂は現在のバス通りにあったもので、明治時代の地図にも踏切から100m程王子寄りに石塔の地図記号がある。

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右側にあるのが角柱型の庚申塔で、造立年は天保15年(1844)10月。台石は玄武岩だが本体は砂岩でできている。砂岩というとボロボロ崩れる印象があるが、高い圧力で形成された砂岩は風化や耐侯性などに面では花崗岩に劣るが、独特の風合いを持つ。硬さは凝灰岩よりは硬いが、石材としては加工はしやすい。この庚申塔は正面に「庚申塔」と大きく彫られている。

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左側は馬頭観音。造立年は不詳ながら、こちらがもしかしたら文化9年(1812)なのかもしれない。というのも前のバス通りは江戸時代から重要な村の幹線だったので、江戸との産物運搬の往来で牛馬が行き来していたことが推測されるからである。そういう場所には古くから馬頭観音がある。ここもその一つなのかもしれない。

場所 北区上十条1丁目10-6

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