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2020年8月29日 (土)

観音寺の庚申石仏(品川区大崎)

大崎駅の西口は時代と共に大きく変貌してきた。明治時代は目黒川沿いに広がる水田地帯、大正期になると明電舎や園池製作所(現アマダ)の工場となった。園池製作所の土地は高度経済成長期にはソニー工場になり、この場所は日本の産業の先端を走ってきた。現在もThink Parkタワーやソニーシティ大崎のビルがその跡地に建って、現在もなお産業をリードしている。

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そんな大崎駅西口には、大崎の鎮守である居木(いるき)神社と観音寺が並んでいる。観音寺は天台宗の寺院で、天正元年(1573)開山。当初居木神社と共に現在の山手通りの居木橋の傍にあったが、目黒川の度重なる氾濫で江戸時代になって現在の地に移転した。『新編武蔵風土記稿』には昔の場所に石地蔵があるという記録があるようだが、見つからないのでおそらく今は無い。

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観音寺山門をくぐり右に回り込むと地蔵菩薩像などが並んでいる。入口側から、地蔵菩薩坐像、地蔵菩薩立像、そして巨大な庚申塔と並んでいる。この庚申塔は、笠付角柱型で、日月、青面金剛像、邪鬼、三猿、二鶏が彫られている。高さはほぼ2mほど、造立年は延宝5年(1677)2月である。

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この庚申塔をしばらく見入ってしまった。江戸時代初期のまだよい石材の豊富な時代の庚申塔だったのだろう。根府川石(伊豆半島真鶴)のように思える。昔は寺の門前にあったらしいが、現在は寺の境内に移されている。

場所  品川区大崎3丁目8-12

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