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2020年9月23日 (水)

自性院境内の庚申塔(北区神谷)

さて、自性院の門をくぐり境内に入ってみよう。真言宗智山派の自性院に▢▢寺という寺号はなく、自性院が寺号である。創建年は不詳だが、江戸時代後期にはあったとされている。内側の門をくぐると右手に石仏が並んでいる。

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上の写真は最初の門の前で、写真のように左に6基、右に1基の庚申塔が出迎えてくれる。向こうの本堂手前にあるのがもうひとつ内側の門である。

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一番手前にあるものと二番目のものはとても良く似ていて大きさが違うだけだが、どちらも如意輪観音像である。まずは右側の大きい方だが、舟型で造立年は延宝8年(1680)9月。如意輪観音の上には「奉造立庚申二世安樂処」とあり、脇に日月があるので、これも庚申塔である。年号のところにも、庚申9月28日とある。右側には「武刕豊嶋郡神谷村 同女廿三人」とあり、女講中によるものである。左側の小さい方は、元禄4年(1691)11月造立の同様の庚申塔。尊像は如意輪観音である。こちらも武刕豊嶋郡神谷村の銘がある。この塔はもともと月待講の二十一夜塔である。

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その左には珍しい形の駒型風の庚申塔がある。元禄9年(1696)2月に造立されたもので、上部に日月、その下には「奉供養庚申現當二世 安樂之所」と書かれている。その両脇には「武刕豊嶋郡神谷村」「同行十一人」とあり、下部に三猿が彫られている。これも二十一夜塔である。月待信仰と庚申信仰が合わせて行われていたことを物語っている。その下は蓮葉である。その左にあるのは珍しい地蔵菩薩と聖観音のセットになった図柄の石塔だが、これはどうも墓石らしい。

場所  北区神谷3丁目45-1

 

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