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2020年9月21日 (月)

泉福寺の石仏(北区神谷)

江戸時代の神谷村、現在の北区神谷にある大きな寺院は自性院と専福寺だが、どちらも創建がいつなのか分かっていない。鎮守である柏木神社は江戸時代どころか、元享年間(14世紀)で鎌倉時代が南北朝時代に入る時代の創建であるが、どうも寺院は江戸時代の後期に出来たようである。しかし境内にはそれぞれ古い庚申塔などが祀られており、神谷村の人々が古くから民間信仰を行ってきたことがわかる。

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西側の門を入ると、門脇に3基の石仏があり、舟型の地蔵菩薩立像、右には聖観音立像、その間には駒型の庚申塔がある。日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿が描かれているが、残念ながら青面金剛の尊顔は破損してしまっている。造立年は寛政9年(1797)8月で「講中三十七人」とある。

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西門から本堂に向かっていくと手前に六地蔵堂があり、六地蔵の脇に庚申塔が立っている。向かって左にあるのが笠付角柱型の庚申塔で、中央には「奉供養庚申待二世」、右に「武刕豊嶋郡神谷村 施主」、左に年紀がある。造立年は延宝6年(1678)霜月(11月)である。その下には幾分ふっくらした三猿が描かれている。

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六地蔵堂の右には舟形光背型の地蔵菩薩立像があるが、地蔵の脇に彫られている文字を見ると、「奉造立庚申待同行拾二人為二世安樂」とあり、庚申講中による庚申塔であることがわかる。錫杖の脇には造立年である寛文11年(1671)8月の年紀があり、「武刕豊嶋郡神谷村」の銘がある。寺の生い立ちよりもずっと前の庚申塔がこうして並んでいるということは、かつては周辺に立てられていたものだと思う。

場所  北区神谷3丁目32-11

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