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2020年9月27日 (日)

山中の庚申塔(板橋区仲町)

かぶとやの庚申塔前を東西に走る古い街道(現在名は豊嶋病院通り)を西に進み、昭和6年(1931)に開通した東武東上線をくぐると、線路脇の土手下に屋根付きの庚申塔が立っている。ここから200mくらい先には大山からの道と上板橋の下頭橋(げとうばし)近くから分岐した道がぶつかるところがあり、その辺りからこの庚申塔のあたりを大正時代まで山中と呼んでいた。

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昭和2年(1926)まではすぐ近くに7坪の境内を有する庚申塚的な庚申塔だったようだが、東武東上線の開通工事に伴って今の場所に移ったという。それでも1坪以上はありそうだ。舟形光背型の庚申塔で、日月、青面金剛像、邪鬼、三猿の図柄である。三猿の下には恩田十兵衛他5名の願主銘があり、中央に山中講中と彫られているので、このあたりの集落による講中だったのだろう。

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青面金剛像の脇には、「奉立供養庚申像敬紀」とあり、向かって左側には「庚寅年十一月十四日」という年紀がある。庚寅の年となると60年毎にあるので、可能性としては慶安3年(1650)、宝永7年(1710)、明和7年(1770)、文政13年(1830)、明治23年(1890)のどれかなのだろうが、石の状態と集落の歴史から考えて、宝永、明和、文政のどれかだと思う。

場所  板橋区仲町8

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