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2020年10月 2日 (金)

長命寺の石仏(1) (板橋区東山町)

長命寺にはとても多くの石仏が祀られている。第二弾は地蔵菩薩を中心に紹介したい。本堂前から墓所に入る道の両側に石仏が並んで迎えてくれる。墓所に向かって右側には庚申塔や地蔵菩薩が並び、反対側にはその他の供養塔が並んでいる。

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入口手前の地蔵は丸彫で造立年は享保5年(1720)2月。本体の高さは84㎝。台石正面には「講中百余」とあり、地蔵講のメンバーがそれほど多かったのだろう。台裏には造立年が刻まれている。その隣の丸彫地蔵菩薩は少し大きく101㎝。造立年は正徳5年(1715)10月で、台石左には「東光山 上板橋村」とある。

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三番目の地蔵菩薩立像は宝永8年(1711)2月のもの。「武州豊嶋郡上板橋村長福寺」の銘があるが、長福寺という寺院があるのは現在は赤羽台、もしかしたら関係があるのかもしれないがそれ以上は分からない。あるいは長命寺の誤植か。台石左には講中九十余人とあるので、やはり上板橋の地蔵講は大規模だったようだ。その隣の地蔵菩薩は台石が三猿のもので、庚申塔のところで紹介した。

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右列のしんがりにあるのが安永4年(1775)11月造立の地蔵菩薩立像。台石右には多くの日付が入っているが意味は分からない。施主中尾庄三郎とある。この列の地蔵の一部は概ね首から上が妙に綺麗である。顔が取れてしまう地蔵は多いので、もしかしたら再建されたのかもしれない。

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反対側の列は、墓所側からみて一番手前の高いのが馬頭観音菩薩と区の資料にあるが、私の見解では聖観音菩薩である。台石には「常盤台 観世音菩薩」とあり、裏面には「施主 松平水野守」とあるが、年代は分からない。その左の舟型光背型の石仏は珍しい大日如来像で、造立年は延宝4年(1676)のもの。

本堂前にもまだいくつもの石仏があるが、それらは別の機会にしたい。

場所  板橋区東山町48-5

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