« 常楽院の石仏(板橋区前野町) | トップページ | 延命寺の石仏と板碑群(板橋区志村) »

2020年10月21日 (水)

西熊野神社の庚申塔(板橋区前野町)

もうひとつの熊野神社、西熊野神社は何となく違和感があった。というのも以前は階段を数段登って境内だったのに、盛土を削られ道路面からそのまま水平に鳥居をくぐるようになっていた。神社の場合、この最初の階段はとても重要で、いわゆる結界のようなものだといつも感じているので違和感になったのだろう。バリアフリーなのかもしれないが、私は賛成できない。

P1080034

こちらの熊野神社の創建年代は不詳。伝えるところでは志村城山の熊野神社の分祀らしい。少なくとも江戸時代初期にはあったようだ。鳥居をくぐり本殿にお参りをしてから、右手に回り込むと三基の庚申塔がある。

P1080043

左端は舟型の庚申塔で元禄11年(1698)11月の造立。日月、青面金剛像、三猿の図柄で、正面向かって右に「〇供養庚申待二世安楽所結衆」とある。中央の駒型庚申塔は享保18年(1733)の造立で、日月、青面金剛像、二鶏、邪鬼、三猿が描かれている。左面や背面には願主名が多数彫られている。右端はかなり摩滅が進んでいるが、天保7年(1836)4月造立の庚申塔。おそらくは日月、青面金剛像、三猿の図柄である。この風化した庚申塔はもともと前野5丁目48にあったというから、首都高速の志村PAを作った時にそこから移設されたものだろう。

P1080045

本堂の反対側(西側)に回り込むとブロックで造られた頑丈な堂宇があり、その中には不動明王像が祀られていた。造立年やその他詳細は不明である。不動明王像には独尊として扱われることが多く、像形としては不動明王一尊のものと、二童子を脇侍とするものとがある。これは後者の中でもひとつの石に三尊を刻むケースである。

場所  板橋区前野町5丁目35-1

|

« 常楽院の石仏(板橋区前野町) | トップページ | 延命寺の石仏と板碑群(板橋区志村) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 常楽院の石仏(板橋区前野町) | トップページ | 延命寺の石仏と板碑群(板橋区志村) »