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2020年10月10日 (土)

姥ヶ橋延命地蔵尊(北区上十条)

十条駅前のバス通りを西に進むと環状七号線の姥ヶ橋陸橋に出る。その手前の角、厳密には鋭角に繋がっている路地との間に姥ヶ橋延命地蔵尊の大きな堂宇がある。向かって左脇には小さな堂宇があり、そちらにも地蔵菩薩が祀られている。

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右の地蔵尊が姥ヶ橋延命地蔵尊。造立年は享保9年(1724)11月。姥ヶ橋地蔵の言い伝えに「誤って子供が川に落ちて亡くなり、その自責から乳母がこの橋から身を投げて亡くなったと」という話しもあるが、台石に「石橋供養佛」とあるのは、交通の安全を祈願する石橋供養そのもので、そういうおどろおどろしいものではない。左の地蔵も子育地蔵で、延命地蔵というのは子育地蔵と同じ意味合いのものだから、もしかしたら乳母と子供という形を取ろうとして後年の誰かが並べたのかとも思った。

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地蔵堂の前には角柱型の庚申塔が建てられている。造立年は不詳。日月の下に文字で「庚申塔」とあり、右面には「これより右 川口」、左面には「これより左 王子」と書かれている。姥ヶ橋が架かっていたのは稲付川という川で、別名北耕地川といった。厳密には用水路で「根村用水」ともいった。石神井川の水を取り、北区志茂辺りで隅田川に注いだ。この川は度々洪水になって被害をもたらしたので、昭和42年に暗渠化工事が始まり現在では川の姿はない。

場所  北区上十条4丁目12-4

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