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2020年11月22日 (日)

福聚院大黒天の庚申塔(文京区小石川)

伝通院(でんづういん)は徳川家康の実母である於大の方を祀った大きな寺である。徳川家康は愛知県にある岡崎城の嫡男として生まれた竹千代が後に270年の日本の平穏を果たしたのだが、その御母堂の他界は1602年、徳川時代が来たことを見てから息を引き取ったのである。於大の方の晩年の呼び名が伝通院であったので、その名がそのまま寺名になっている。しかしここは伝通院の話ではない。

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伝通院の周りには沢山の子院(末寺)があるが、その一つが山門の手前にある福聚院である。ここで有名なのは「とうがらし地蔵」だが今回は寺院が閉鎖されていたので入口の庚申塔だけの訪問となった。とうがらし地蔵については別の機会に尋ねたい。福聚院は幼稚園がメインという感じの寺で、境内は運動場になっている。その入り口脇に2基の庚申塔がある。

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どちらの庚申塔も相当摩滅していて文字の判別は難しい。仕方なく文京区の資料を見ながら見せて頂いた。左の庚申塔は、上部が欠損しているが舟型光背型で、聖観音菩薩立像に三猿という組み合わせ。造立年は寛文5年(1665)らしい。右側は、舟形光背型の地蔵菩薩立像の庚申塔。文京区の調査では文献から庚申塔としている。造立は寛文8年(1668)11月。この時代の庚申塔の主尊は青面金剛ではないことが多い。これも初期の庚申塔として貴重なものである。

場所  文京区小石川3丁目2-23

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