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2020年11月25日 (水)

心光寺の石仏(文京区白山)

白山にある心光寺の入口は分かりにくいが、薬師坂を歩いていけば建物の切れ目に参道が見つかる。浄土宗浄雲院心光寺と書かれた門柱が目印。そこに足を踏み入れると、すぐに数段の階段があり古い山門をくぐる。この辺りに来ると都会の喧騒が掻き消えて、まるで別世界に入ったような錯覚を覚える。

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心光寺は寛永5年(1628)に本郷田町で建立された。後の大火で現在の場所に移転した。明治43年(1910)に隣にあった浄雲寺を合併し、浄雲院心光寺となった。山門の中の境内には沢山の江戸時代の石仏がある。今回はその一部を紹介したい。

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まずは左に並ぶ六地蔵。すべて舟形光背型だが、石工は異なる印象を受ける。左から、寛文5年(1665)9月の地蔵、二番目は万治4年(1661)4月で上部がかなり破損している。三番目は寛永16年(1639)6月と最も古く、四番目は寛文元年(1661)6月でこの尊像は蓮を持つところから聖観音とも思えるが尊顔や風体は地蔵菩薩っぽい。五番目は万治2年(1659)6月で薬師如来風の地蔵菩薩だろうか。一番右は明暦元年(1655)9月造立である。六地蔵はいろいろなバリエーションがあって不思議である。

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六地蔵の向かいの植込みの奥に庚申塔が立っている。左にある角柱型の庚申塔はかつては笠付だった様子。「奉供養庚申」と書かれた下に三猿、上部には日月が描かれている。造立年は延宝4年(1676)7月。中央の大きな庚申塔は駒型と思われる。日月、青面金剛像、二鶏、三猿の図柄で、造立年は元禄16年(1703)1月である。

心光寺の森の中の寺院にいるかのような雰囲気は素晴らしい。これ以外にも素晴らしい石仏がいくつもあったがそれは別の機会に。

場所  文京区白山5丁目36-5

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