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2020年11月 7日 (土)

松月院の石仏(2) (板橋区赤塚)

松月院の墓所を少しだけのぞく。とても広いので、どこに何があるか事前に確認しておけばよかったと後悔。まずは本堂脇にある一団に注目した。新しい水子地蔵の周りに時代を経た石仏が並んでいる。

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水子地蔵の左手にある丸彫の地蔵菩薩立像は元禄7年(1694)10月の造立。当時は地蔵講なり念仏講が盛んだったのだろうか。年紀の下には「結衆敬白」とある。

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水子地蔵の右側には大きな聖観音菩薩像がある。造立年は延宝8年(1680)1月。「松戸右衛門事  帰新宝参良悟禅定門霊位」とあるので、これは墓石のようである。しかしこの時代の石仏はクオリティが高い。

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足元を見るとゼニゴケに一面覆われた小さな舟型の地蔵菩薩があった。造立年は宝永5年(1708)11月。「船岸萬鐵音座」とあるが果たして何を意味しているのだろうか。

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墓所を横切って塀際にある千葉氏霊所を訪問した。時代の古い宝塔が並んでいる。左の大きな燈籠のような石塔は、六角に六地蔵が彫られたもので、重制六面幢というらしい。「奉書写大乗妙典全部一左一字納干地輪」とあるがこれも意味が分からない。造立年も不明であるが、千葉氏の墓所にあるので室町時代から戦国時代のものではないだろうか。

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最後は事務所の壁に祀られている文久元年(1861)6月造立の馬頭観世音菩薩。像高は55㎝と小さいが細かな彫刻が見事である。台の正面には「赤塚中」とあるが、もちろん赤塚中学ではない。江戸時代末期にしては質の高い馬頭観音である。

場所  板橋区赤塚8丁目4-9

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