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2020年11月 3日 (火)

増福寺の石仏(板橋区赤塚)

鎌倉古道の先に谷へと下る梶谷津の坂への道が接続している。この坂上にあった庚申塔がどうなったか調べに訪れたが、やはり消滅していた。近所のどこかに移設されていないか回ってみたが見つからなかった。この庚申塔については過去に「赤塚の消えた庚申塔」という題で書いた。仕方なくとぼとぼと200mほど北にある増福寺を尋ねた。

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門前には立派な堂宇があり地蔵が一体祀られている。この門前の地蔵は、正徳6年(1716)4月の造立で、台石正面には「武州豊嶋郡赤塚村」の銘がある。赤塚村には今でも本当に沢山の石仏が残っていて感心する。境内に入ってみると、本堂手前左に六地蔵と聖観音像、その横の塀際に巨大な板碑が立っていた。

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高さは208㎝、往年のジャイアント馬場と同じ。説明板によると、この板碑は「増福寺年不詳名号板碑」と名付けられているらしい。名前の通り造立年は不明だが、14世紀(1300年代)のものと言われる。この板碑は、江戸時代の『遊歴雑記』(十方庵敬順)という紀行文に、「下赤塚村一面了弁の名号石」という名で挿絵付きで紹介されているとある。下部の文字はその書物が書かれた文化12年(1815)時点で既に摩滅して年号が読めないとあるほど、言い換えれば歴史が古い。700年前のものだと思うと、つい手を合わせてしまう。

場所  板橋区赤塚7丁目14-5

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