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2020年11月 2日 (月)

元塚地蔵尊(板橋区赤塚)

鎌倉古道と赤塚中央通りの交差点から少し北上すると、路傍に立派な堂宇があり「元塚地蔵尊」という額が掲げられている。何の変哲もない新しい地蔵尊で、造立年は昭和50年(1975)11月ととても新しいものである。高さは90㎝程で、篠崎徳栄という名前が彫られているので、さぞかし信心深い方が建立されたのだと思った。

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ところが調べてみるとこの地蔵尊、なかなか奥が深い。この付近にはかつて地蔵塚という小山のような塚があったそうである。その塚には、元禄12年(1679)造立の地蔵尊と、嘉永2年(1849)に造立された庚申塔があったのだが、赤塚中央通りの工事に際して、塚は壊されてしまい、地蔵と庚申塔はそれぞれ松月院と松月院大堂に移されたというのである。

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松月院大堂に行ってみると果たしてこの庚申塔があったので驚いた次第。それについては大堂を紹介する折に説明したい。さて、施主の篠崎徳栄氏についてだが、資料によると、徳栄氏の父である信栄氏が事故に遭い、鞭打ち症で苦しんでいたところ、治療してくれた人から「お宅に地蔵がなかったか?その地蔵様が首がなくて困っている」と言われ、松月院に行ってみると地蔵の首が無くなっていたという。新たに首を修復すると病も回復したといい、その由来で新たに建てられた地蔵が今の地蔵のようだ。

場所  板橋区赤塚7丁目6-6

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