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2020年11月18日 (水)

東光寺の庚申塔(品川区二葉)

東光寺の南側には昭和の中頃まで立会川が流れていた。高度経済成長期に他の都内河川と同じように暗渠化されてしまった。かつての川の流れであった立会道路を辿っていくと、東京品川病院の南で流れが姿を現す。この辺りまでは潮が上がってくるようで、臭さの中に潮の臭いがする。そんな立会川も昔はのどかな風情の里に囲まれていた。天文3年(1534)に開山した天台宗の東光寺は寺としては川の傍という珍しいロケーション。村と共に生きるということだったのだろうか。

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山門をくぐると本堂までの間の左手に墓所がある。古い石仏を探して、いくつもの墓石を見ていたときにたまたま住職がやって来られた。尋ねてみると、気さくに記憶をたどり場所を教えてくださった。ごくたまに聞く人がいるそうだ。墓所の端のほうに品川区で二番目に古い庚申塔が立っていた(一番古いのは西五反田の徳蔵寺にあるもの)。

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笠付角柱型のこの庚申塔は下部に三猿が陽刻されているだけのもので、その上に在る文字は浅めの陰刻の為読み取ることがなかなか難しい。中央には「今比三界皆是我有▢▢▢▢」「武刕荏原郡戸越▢▢▢敬白」とある。造立年は寛文3年(1663)12月である。この庚申塔は昔は鬼門除け地蔵堂の前にあったという。

場所  品川区二葉1丁目14-16

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