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2020年12月21日 (月)

水道端稲荷の庚申塔(練馬区関町南)

杉並区と練馬区の区境に面白い形がある。場所は善福寺池の周辺で、池の周り300~400mの半径で丸い杉並区善福寺四丁目、まるで競馬場のオーバルコースがあったような地形である。江戸時代はこの辺り全体が上井草村だったので、近代の区割りだが、なぜ丸いのかは謎である。そのオーバルの先の標高の高い筋を千川用水が流れている。青梅街道にぶつかるまでは開渠だが、青梅街道からは暗渠となって千川通りになる。

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千川用水の開渠の終わりのところに、青梅街道に面して小さな稲荷があり、その境内に石仏が並んでいる。練馬区の資料にも欠けているが、庚申塔冊子にのみ載っていた。一番左の大きな石塔は、六十六部供養塔。造立年は享保13年(1728)11月で、武刕豊嶋郡上石神井村の銘がある。その隣が庚申塔で、5基あるうちの真ん中は破損が激しくて何の石塔なのかわからない。右から二番目は地蔵菩薩で、年紀の部分が欠けているが元禄時代のものだろうか。

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笠付き角柱型の庚申塔は、元禄元年(1688)11月のもので、日月、青面金剛像、三猿の図柄。願主名には田中姓と尾崎姓が多い。右側には「庚申待結衆二世安楽所」と書かれている。目の前はバス停で停車場名は「水道端」。おそらく誰も何故水道端なのか知らない時代も近いのかもしれない。古い街道、上水の暗渠(開渠)、石仏と、私には垂涎のポイントなのだが。

場所  練馬区関町南3丁目1-6

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