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2021年1月19日 (火)

西蓮寺門前の石仏(北区志茂)

西蓮寺の門前には数多くの石仏が並んでいる。まず山門の手前、西側には墓所が広がり白い塀が美しい。その東の端にあるのが六地蔵である。六地蔵の堂宇は割と大きいもので、その隣は門ではなく駐車場、民家の空き家と続き、その先に山門がある。

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台石の文字を読むと宝暦年間(1751~1764)のものらしい。また「武州豊嶋郡岩淵村下村惣講中」とあるので、これも江戸時代に人々が造立し守られて来たもののようである。東に歩を進め、山門の右手にある沢山の石仏を見る。

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左の角柱型の六地蔵は新しいもののようだ。その右には庚申塔があり、柱を挟んで丸彫の地蔵が3基と舟型光背型の地蔵が1基並んでいる。どれも比較的大型のものである。

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庚申塔は舟型の庚申塔だが、尊像をよく見ると馬頭観音であった。しかし基壇には三猿があり、面白い組み合わせである。なぜ馬頭観音を主尊に持ってきたのかは分からない。造立年は宝暦7年(1757)8月とあり、願主は市郎と彫られている。

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柱の右側の丸彫地蔵菩薩立像だが、最左の地蔵の基壇には三猿が彫られており、庚申地蔵である。造立年は享保5年(1720)12月。本体左側面に「奉待庚申供養為二世安樂処」とあるので間違いない。資料によると背面には「武刕豊嶋郡下村」とあるようだ。その右隣りの地蔵は普通の丸彫地蔵菩薩。台石に花のような印があるが何かは分からない。

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右側の2基はともに地蔵菩薩立像だが、丸彫地蔵の方の基壇にはうっすらと三猿の痕跡があるように見えた。北区の資料を調べてみると、本体の左側面に「奉待庚申講二世安樂」の文字があるようだ。基壇の三猿も間違いないようで、造立年は右側にあり、元禄15年(1702)9月。一番右の舟型光背型の地蔵菩薩立像は文字が良く読み取れなかった。

場所  北区志茂4丁目30-4

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