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2021年1月11日 (月)

観泉寺門前の石仏(4) (杉並区今川)

観泉寺門前の石仏の最終節は参道の向かいにある今川2丁目8番の一角、南側は中央大学杉並高校だが、筋塀に囲まれたこの広い数百坪の区画はまるで武蔵野の林が残っているような景色である。その中に樹木のないところがあり、複数の石仏が祀られている。まずは参道側の山門をくぐると30坪ほどの場所に6基の石仏が並んでいる。

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ここに別に石仏が並べられている理由は分からない。ただ、とても贅沢な空間だと感じられる。右端から紹介すると、享保15年(1730)3月造立の舟形光背型の如意輪観音像。これを含めて多くは墓石である。右から二番目もまた如意輪観音像で、天和2年(1682)6月のもの。

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右から三番目は地蔵と間違えそうだが舟型光背型の阿弥陀如来像である。造立年は元禄6年(1693)4月でこれも墓石。その隣の背の高い月輪の丸彫地蔵は年代こそ不詳だが墓石ではなく、どうやら水子地蔵としてあったものらしい。左から二番目は享保17年(1732)11月の如意輪観音像、一番左の光背型の石仏は聖観音像で、元禄4年(1691)6月の造立である。

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観泉寺の山門前に戻り東に樹林に囲まれた道を進むと、同じような区画があり、そこに地蔵の道標がある。正面はかなり風化が進んでいて読めない文字があるので杉並区の資料を参照した。正面上部には地蔵菩薩立像が彫られており、その下には明和6年(1769)3月の造立年と「ぞうしがや」の文字。右面には「右 長命寺」、左面には「左 ほりの内」とある。元は観泉寺の無縁墓地にあったもの。

場所  杉並区今川2丁目8

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