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2021年1月22日 (金)

岩淵町路傍の庚申塔(北区岩淵町)

新河岸川土手近くの八雲神社の入口から南へ進むとすぐに大きな民家の門の前に並ぶ庚申塔と供養塔が現れる。広さからして300坪くらいはありそうなお宅なので旧家なのだろうか。その門の脇に並ぶ石仏をじっくりと拝見する。

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右側は上部が欠損しているが角柱型文字塔の庚申塔である。前面に彫られているのは、「奉造立庚申供養塔」という文字で、その脇に造立年が寛保3年(1743)2月と記されている。下部には三猿が陽刻されている。中央の大きな板碑型庚申塔は、日月が二組、中央に「奉待庚申供養二世安樂所」と書かれている。下部には三猿が陽刻されていて、高さは134㎝と大きい。造立年は元禄6年(1693)2月であるが、基壇には天保3年(1832)の異なる年紀があるので、基壇のみ別時代のものだろう。2月と言うのは稀な気もするが実際は都内の庚申塔の1割弱が2月なので決して少なくはない。

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左にあるのは角柱型の供養塔。正面には「奉順礼」とあり、その下に「西国  秩父  坂東  出羽三山  身延山  六阿弥陀」と随分と欲張りなものになっている。塔の右側には天保10年(1839)の造立年が刻まれ、左側には「當宿内安全也」とある。台石には「右下村」とあるが、江戸時代から明治にかけて、すぐ南の丁字路を東に進むと志茂古道に繋がっていたので、当時から場所は殆ど動いていないのではないかと思われる。

場所  北区岩淵町22-17

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