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2021年1月 9日 (土)

観泉寺門前の石仏(2) (杉並区今川)

北側の列は庚申塔が中心で、善福寺池近くの地蔵坂から移された石仏群であったが、西側は地蔵菩薩像が中心になっている。しかし右側の堂宇にゆったりと一体のみ祀られている地蔵菩薩は、庚申塔群同様に地蔵坂から移されたものであることが分かっている。

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この舟型地蔵立像が地蔵坂の坂名の由来であると思われる。右側には「為二世安樂也  道行十九人」とあり、左側に享保17年(1732)10月の年紀に並んで、「願主  越本十郎右衛門  加藤為十郎  傳七」と彫られている。舟形光背型できちんと月輪が描かれているのもなかなかの地蔵菩薩像だと思う。

左側の堂宇(といっても屋根のみ)には三基の石仏が並んでいる。右は、享保14年(1729)11月造立のもので、台石には「地蔵菩薩念仏講女中」とあるので、女性の念仏講によるものだろう。「武刕多麻郡遅野井村  願主  渡部傳左エ門内室  同行三十四人」とあるから大所帯である。もともとは観泉寺の西南角の村道にあったものを、昭和3年(1928)にここに移したと記録されている。

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中央は地蔵菩薩坐像で、宝暦12年(1762)10月に日本回國供養塔として建てられたものを、明治32年(1899)に再建したとある。左の駒型の石仏は馬頭観音で、上部に描かれているのは馬頭観音の座像、明治32年(1899)8月の造立である。この二基は、観泉寺山門参道南端にあったものを昭和9年(1934)にここに移したと記録されている。

場所  杉並区今川2丁目6

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