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2021年2月22日 (月)

無量寺の石仏(北区西ヶ原)

和洋の庭園が楽しめる旧古賀庭園の西隣にある寺が、真言宗豊山派の無量寺である。創建年は不詳ながら江戸時代の初期には既にそこそこの規模であったらしい。古賀邸も無量寺も傾斜のある土地だが、南にはその昔谷田川が流れており、その流れが削った窪地が染井霊園を源頭に刻まれ、やがて藍染川と名前を変えて不忍池に注いでいた。南面の斜面にあり北側には日光御成道が通るロケーションから将軍もしばしば立ち寄ったという。

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入口の近くには両側に丸彫の地蔵菩薩像が対で立っている。写真は向かって右側の地蔵である。もともとは墓石として造立されたもののようだが、没年は享保17年(1732)5月で、六阿弥陀一番目道と書かれているが、向かって左面を見ると、寛保元年(1741)に本所材町の桔梗屋清正によって建てられたとある。向かって左側にも同じような地蔵があるが、こちらの土台には「供養佛」と大きく書かれており墓石ではない感じがする。蓮座の花弁には「新一町地蔵講中」と彫られており、浅草あたりの講中のようだが分からない。

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本堂に参拝し、右奥に進むと境内の隅に板碑型の庚申塔がある。上部に日月、下部に三猿が描かれており、造立年は延宝4年(1676)2月と古いものである。うっすらと残る文字は「奉修庚待二世安樂」と読める。下部には7人の願主名が苗字なしで刻まれている。これ以外にも墓所に庚申講中による地蔵菩薩像があるのだが、コロナの関係なのか墓所は施錠されており入ることが出来なかった。

場所  北区西ヶ原1丁目34-8

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