« 長泉院門前の庚申塔(目黒区中目黒) | トップページ | 長仙寺の石仏(杉並区高円寺南) »

2021年3月20日 (土)

庚申通り商店街の庚申堂(杉並区高円寺北)

高円寺には何本もの商店街がある。北口にはあづま通り商店街、純情通り商店街、そして庚申通り商店街。純情通り商店街は昔は高円寺銀座商店街だったが、ねじめ正一の小説とTVドラマのお陰で商店街の名前も変えてしまった。その一本西にあるのが庚申通り商店街で、道幅は狭い。当然ながら庚申堂があるくらいだから、庚申通り商店街の方が古いと思われる。純情通り商店街は昭和に入ってからだろう。

P1080698

庚申堂は駅から300m余り北に進んだ角にある。江戸時代はこの辺りで東から来た道が出合う辻になっていたようだ。堂宇は立派なもので、覗いてみると相当な損傷の跡が痛々しい庚申塔が祀られている。造立年は正徳6年(1716)3月。青面金剛像は確認できるが、笠付角柱型の笠も胴もかなり破損と摩滅が酷い。文字は読めないが、区の資料によると年紀の他、「奉待庚申爲二世安楽  高円寺村講中十人」と書かれていたという。

P1080706

説明書き等によると、江戸時代から現在地にあったが、当初は南側に向かって立っていた。大正12年(1923)の関東大震災で庚申塔が横転してしまい、その後修復時に西向きに変えられた。その後昭和20年(1945)1月25日の大空襲で戦火に見舞われ、再び大きく破損してしまった。何とか現在の形まで修復されたのは昭和37年(1962)のことであり、その時に三猿塚も改修されたという。左の猿は不言猿が不見猿を抱いており、右側は不聞猿である。

場所  杉並区高円寺北2丁目38-12

|

« 長泉院門前の庚申塔(目黒区中目黒) | トップページ | 長仙寺の石仏(杉並区高円寺南) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 長泉院門前の庚申塔(目黒区中目黒) | トップページ | 長仙寺の石仏(杉並区高円寺南) »