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2021年3月 2日 (火)

田端八幡神社の庚申塔(北区田端)

東覚寺の隣にある田端八幡神社は昔から田端村の鎮守として親しまれてきた。鎌倉時代が始まろうとする文治5年(1189)に源頼朝が奥州征伐の帰路に立寄り、鶴岡八幡宮を勧請して創建したと伝えられているが真偽は分からない。江戸時代はなぜか庶民の本殿へのお参りはできず、門が閉ざされており、神社の入口にあった赤紙仁王尊の場所で人々は参拝していたという。現在はもちろん本殿迄行ける。

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真っ直ぐな参道を進み、鳥居をくぐる手前に石橋が埋められている。これはかつて100m余り南を流れていた谷田川に架かっていた谷田橋を、昭和初期に暗渠化した際に記念保存として参道に埋めたものである。本堂は数m高い台地上にあり、まっすぐな男坂と右側を迂回する女坂がある。

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女坂の下から数mのところに三猿を陽刻した庚申塔の台座があった。そしてそこから1m余り離れた塀沿いに横倒しになっていたのが上部である。

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気になって2016年の時に女坂を撮った写真を確認するとやはり三猿の基壇しか映っていない。相当前からこのままの状態だったようだ。少なくとも5年間は変わっていない。欠損はおそらく空襲によるものだろう。読める範囲と資料から、造立年は元禄9年(1696)9月。「奉造立庚申供養石燈籠」とあるので、この石は竿石だったと思われる。何とかならないものだろうか。

場所  北区田端2丁目7-2

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