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2021年4月22日 (木)

庚申塔 成丘地蔵(板橋区成増)

成増駅の北側、百々女木坂を上りきった先の辻に庚申塔がある。百々女木坂の道筋は江戸時代から変わっていない。やや下半分で直線化された様子はあるが半分以上は昔の道筋のままである。坂下には百々女木川を渡る橋があり、そこから成増台地の上に駆けのぼる。百々女木川は北西に流下し都県境で新河岸川支流白子川に合流する。現在は全域暗渠である。

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坂上の交差点に頑丈に守られた庚申塔があった。舟型光背型の聖観音菩薩立像だが台石には三猿があり、上部がわずかに見えている。造立年は元禄4年(1691)11月で、「武州豊嶋郡上赤塚成増  奉待供養庚申二世安樂所」と彫られている。コンクリートの塀に囲まれ、手前に鉄製の柵が2本、全体も鉄組の堂宇になっている。

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これでもかと頑丈に守られている理由は堂宇内の張り紙にあった。「平成13年(2001)3月のある日の未明、この交差点で車同士が出合い頭に激しく衝突する事故があった。傍らの路傍に立っていた庚申塔が巻き添えになり、真っ二つに折れてしまった。幸いにして事故の当事者は無傷で、もともと以前から事故は多いのに大怪我をする人がいない交差点だった。事故後路傍から写真の位置に庚申塔は移されたが、それからは殆ど事故が無くなった。いつしか地元では『身代り地蔵』と呼ばれるようになり親しまれている。」上部の欠損もその時のものだろうか。一般の人には庚申塔も地蔵も見分けがつかないので、成丘地蔵とも呼ばれているようだ。

場所  板橋区成増4丁目3-1

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