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2021年4月15日 (木)

地頭坂の大日如来尊(世田谷区等々力)

等々力不動尊の東側には御嶽山古墳、大日塚古墳、狐塚古墳と墳丘の古墳が連続している。どれも古墳時代のものだが、御嶽山古墳と狐塚古墳が都の史跡として整備されているのに対して、大日塚古墳はどうも取り残された感がある。大日塚古墳の入口は地頭坂という階段坂の途中にあり、管理されている方の事情によって夏場は草で覆われることもある。

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入口には大日如来尊という石柱があるが、階段は手鑿で削った昔のもの。地頭坂に一番近いところに稲荷があったが先日訪問した時は祠も壊れていた。そこから少し奥にさらに足場の悪い斜面を上っていくと、古い石垣の上に祠が3つある。中央には古い大日如来立像と思われる舟型の石仏、両脇の堂宇にはそれぞれ地蔵立像が収められている。地蔵は比較的新しいもののようである。大日如来の造立については文字等が摩滅していて全く読めないので不詳である。

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大日如来は圧倒的に座像が多いのだが時折立像も見掛けるので、これもその一つだろうか。もともとこの大日如来のある大日塚古墳は「西岡11号墳」という円墳で、1930年代に当時の大田区立郷土博物館館長の西岡秀雄氏の調査によって発掘されたもの。「雑木林中にあり、殆ど其の原形を失っているが、上部に稲荷祠がある。詳細不明なり。高さ約1.5米」と記録されている。元は三祠の方に稲荷があったのだろうか。とにかく謎のおおい大日塚である。

場所  世田谷区等々力1丁目26-2

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