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2021年5月 3日 (月)

民家(本橋家)の庚申塔(板橋区赤塚)

板橋区立郷土資料館や美術館のある辺りから松月院に至る道は東京大仏通りといい、谷筋を上っていく。この谷筋には昔、赤塚川という細流が流れており、源頭は赤塚小学校辺り。赤塚城址はこの赤塚川と西の清涼川の間の舌状台地に築かれた城で、さすがにこれだけの土地を盛土したわけではない。赤塚川の両岸にはいくつもの坂や階段があり、上流にはつるし坂、下流には赤バッケ坂(階段)など散歩をすると重力に逆らってカロリーを使う。

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赤バッケ坂の上の台地上には昔からの旧家も散見され、そのうちの一軒の玄関脇の塀に庚申塔が埋め込まれている。駒型の庚申塔で、日月、青面金剛像、邪鬼、三猿の図柄。造立年は宝暦5年(1755)2月。このお屋敷は本橋家というお宅で、この辺りの古くからの農家と思われる。向かって右面には「青面立佛 奉造立庚申供養塔 武刕豊嶋郡」とあり、その下に「左 早瀬道  右 赤塚大門村」とある。左面には「講中廿人  左 吹上道」と彫られていた。

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この庚申塔は昔は、旧道馬坂上にて不動滝への三差路の帰路にあったのを、区画整理の際現在地に移設したらしいが、馬坂が特定できない。しかし地形から推定して、東京大仏前のY字路辺りではないだろうか。現在の三差路は明治時代の地図を見ても同じ場所が三差路になっており、松月院側から北進してこの三差路に来ると、右が大門方面、左は不動滝を下り白子川沿いに進めば吹上観音へ行く。早瀬道というのは今の笹目橋付近にあった早瀬の渡しに向かう道のことを指しており、道標の方向はその三差路にあったとすれば合点がいく。

場所  板橋区赤塚8丁目16-5

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