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2021年5月17日 (月)

窪口の庚申塔(板橋区徳丸)

徳丸5丁目に徳丸三ツ和公園という小さな児童公園があり、その一角に庚申塔が祀られている。何の変哲もない児童公園なのだが、一角に徳丸五丁目の集会所があったりするので、町内の人々には庚申塔があってしかるべき場所だったのだろう。

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庚申塔は駒型で、日月、青面金剛像、二鶏が描かれている。下部に三猿も描かれているようだが、手前の香炉が邪魔して見えにくい。台石が手前に別途置かれていた。その台石には正徳3年(1713)春二月とあるのだが、庚申塔本体には寛延3年(1750)2月の造立年が彫られている。正面には「奉造立庚申尊像」とあり、側面には「武刕豊嶋郡徳丸郷 講中 十二人 敬白」と書かれている。台石は他の石仏のもののようだが見当たらない。

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この庚申塔は以前は200mほど北東にある安楽寺の山門前にあったという。それを平成17年(2009)9月にここに移転した。普通路傍にあったものを寺に移すのが大多数であり、その逆は殆ど聞いたことがない。よほど地元の方が熱心だったのだろうか。なお窪口(くぼくち)という地名は、史料では久保という小字になっており、おそらくは当て字である。講中の人数も少ないことから、久保の農民たちが出資しあって建てたものだろう。

場所  板橋区徳丸5丁目32-9

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