四葉2-10庚申塔(板橋区四葉)
四葉を東西に走る都道446号線にユニクロ、ウェルシア(ドラッグ)、などのロードサイド店舗が集まるエリアがある。最寄りのバス停は「四葉町」。そのドラッグストアウェルシアの横に小さな堂宇がある。
祀られているのは駒型の庚申塔。造立年は元文5年(1740)1月で、日月、青面金剛像、邪鬼、三猿が陽刻されている。横には「四葉村 講中十三人」の銘がある。右側には「奉造立庚申供養塔」と書かれている。この庚申塔は左手にショケラをぶら下げている。
ショケラというのは時折青面金剛像が髪をつかんでぶら下げている半裸の女人像(合掌していたりする)のことを言うが、庚申塔研究の中で一般化した呼び名であって汎用されているとは言えない。このショケラは江戸時代中期以降のものにみられる。もっとも青面金剛像が主尊になってきたのが江戸時代中期だから、もっともなことである。この庚申塔のショケラは合掌しているが残念ながら下半身が欠損している。
場所 板橋区四葉2丁目10-1
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