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2021年5月22日 (土)

原口の庚申塔と地蔵(板橋区徳丸)

原口という地名があるわけではないようだ。お伊勢坂の坂上、観音講の丘陵上の屋敷地あたりを「原」と呼んでいたのでその入口という意味合いではないだろうか。原は現在の徳丸3丁目と4丁目辺りになる。お伊勢坂を上ってここまでの道は現在では徳丸石川通りというバス通りになっている。セブンイレブンのある交差点の北隣に保育園があり、その脇に庚申塔と地蔵が並んでいる。

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保育園と地蔵堂という並びはいい。こういうものを拝む子供達は生活の中にご先祖様を感じる生き方が出来る可能性があるからである。祀られているのは左から、地蔵菩薩、庚申塔、庚申塔。左の地蔵は舟型光背型で、元禄13年(1700)10月の造立。文字は摩滅していて読めないが、史料によると「奉造立地蔵尊像  施主  功徳敬白」とあるらしい。

Cimg1955

中央は板碑型の庚申塔。文字塔で下部には蓮座、これも文字は読めないので、区の資料を見ると享保8年(1723)11月の造立。「奉造立庚申尊像二世安楽所」と中央に、脇には「武刕豊嶋郡 徳丸村講中十五人」と書かれているようだ。資料には下部に三猿があると書かれているが、現状ではコンクリートに埋まっていて視認できない。右の庚申塔は珍しい形である。寛文8年(1668)11月造立の庚申塔で、中央には「妙法奉庚申勧請處石塔也」とある。「武州戸嶋之郡徳丸村」とあるが豊嶋郡の誤字である。下部のもじゃもじゃの中に三猿がいるように見えるがかなり摩滅していて二猿なのか三猿なのかは分からない。

場所  板橋区徳丸4丁目20-28

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