植込みの馬頭観音(練馬区平和台)
丸久保馬頭観音の先の路地を曲がり、200m程進むと、道の北側にきれいに手入れされた生垣の家がある。生垣の先が切れたところに低めの樹がとてもきれいに刈ってある。
このマリモのような植木の間を覗いてみると、そこには馬頭観音がある。正面には「馬頭観世音」と大きく書かれた角柱型の石仏。背面には、「昭和14年(1939)6月3日 細川よし子」と記されている。
この庭のお宅は細川家。おそらくその先代か先々代が建てられたものだろう。この辺りは当時はまだ23区ではなく「練馬町」に属していた。戦前の住所は練馬仲町5丁目、大正時代は下練馬村丸久保であった。戦前はまだ牛馬に頼る生活だったために、周辺には沢山の馬頭観音が残っている。これもその一つである。
場所 練馬区平和台4丁目14-1
| 固定リンク
コメント