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2021年6月25日 (金)

林昌寺の石仏(大田区東雪谷)

子安八幡神社と並ぶ林昌寺。場所柄やはり日蓮宗の寺院で、創建は文亀3年(1503)と伝えられる。日迨(にちだい)上人が池上本門寺からここに閉居し草庵を結んだのが始まりとされる。

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武蔵野台地荏原台の先端にあるのが子安八幡神社とこの林昌寺で、長い階段を上って本堂、本殿に辿り着く。低地は呑川の流域で、この崖線は池上本門寺を最南端としている。この辺の旧小字は池上村根方という。根方の地名はバス停と呑川の根方橋に残っている。但し根方バス停も根方橋も林昌寺から400mほど南になる。

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参道に向かって左にあるのが大きな題目塔。宗祖日蓮の五百遠忌塔で、読誦塔を兼ねている。造立は明和8年(1771)10月。台石に「石経塚」とある。同じような題目塔が階段上の境内にもあった。そちらは「高祖日蓮大菩薩六百遠忌」とあったので100年後だろうと年紀を見てみると「明治6年(1873)12月」とある。2年ほど遅れているが、もしかしたら明治新政府の廃仏毀釈のあおりを受けたのかもしれない。

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参道の右手にも墓所がありその入口に庚申塔が立っている。角柱型の庚申塔で、日月、「南無妙法蓮華経」、三猿の図柄になっているのはいかにも日蓮宗である。正面には延宝元年(1673)庚辰とあるが、実際には昭和43年(1968)10月に再建されたものである。その為か昭和44年発刊の『大田区の文化財第五集 庚申信仰編』には載っていない。側面に経緯が彫られていた。「大森区上池上町154番地に祀りありしものが、昭和20年5月24日の空襲により焼失したるものを、昭和43年10月吉日に此の地に移し新しく庚申塔を建立す」上谷戸庚申講中による再建であることが記されている。

場所  大田区仲池上1丁目14-17

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