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2021年6月 8日 (火)

長久保の地蔵堂(練馬区大泉学園町)

現在の長久保はマンションと民家の立ち並ぶ住宅街だが、昭和初期までは小さな農村の集落であった。江戸護国寺辺りから西へ、現在の目白通りの筋が清戸道という街道で、旧としまえんの西、石神井川に架かる宮田橋辺りで清戸道と分岐して北西に進むのが長久保道といった。長久保道は途中高松近辺で富士街道を横切り、土支田地蔵を左に見て白子川の別荘橋を渡り、朝霞市の膝折で川越街道に接続していた。

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その長久保道が通っていた長久保集落の中心になる辻にあるのがこの地蔵堂である。そして地蔵堂は長久保道に面する向きになっている。この辺りは江戸時代は小榑村(こぐれむら)という村で、題目講が盛んだったようである。題目講では「南無妙法蓮華経」をいろいろなパターンで唱えたらしい。少なくとも昭和の中頃までは毎月12日に行われていたらしく、ここの地蔵もその関係の可能性がある。

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左の舟型の地蔵菩薩は寛政9年(1797)2月の造立。願主名は八郎右衛門とある。中央は年代不詳の丸彫の地蔵菩薩。摩滅が激しく文字は読めない。右の丸彫地蔵は新しいもので、資料によると昭和44年(1969)の造立とのこと。比較的最近まで民俗信仰が続いていたのではないだろうか。

場所  練馬区大泉学園町8丁目29-24

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