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2021年6月15日 (火)

荒屋敷の馬頭観音(練馬区大泉学園町)

大田町境辻にあった馬頭観音から270m程西へ行くと民家の塀が凹んでいてそこに同じような馬頭観音塔が祀られている。旧小榑村には馬頭観音がとても多い。それも明治大正昭和の近代のものが大半である。これは戦前までこの辺りが農家であり、牛馬に頼った農耕と運搬をしていたことと深い関係がある。

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この馬頭観音があるお宅は加藤家。小榑村の馬頭観音の施主の大半が加藤家の人によるもので、それぞれがつながりがあったのだろう。この馬頭観音は明治18年(1885)8月の建立。正面には「南無馬頭観世音」とあり、側面には「加藤▢蔵」とある。辻の馬頭は加藤幸藏氏、影山の森の馬頭観音は加藤健藏氏、公孫樹下の馬頭観音は加藤政明氏、郵便局前の馬頭観音は加藤新作氏と加藤林蔵氏、という具合でほぼ加藤家による建立である。

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荒屋敷という小字が意味するものや由来は分からない。ただ一説によるとかつての荒れ地を開墾して住むようになった地域を荒屋敷と呼ぶことがあるようだ。武蔵野台地は水の確保が難しく、先人は多くの苦労を重ねたことだろう。そういう困難を乗り越えて加藤家がこの土地を豊かに変え、現在に至っていることに感謝したい。

場所  練馬区大泉学園町2丁目30-30

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