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2021年6月19日 (土)

石橋供養塔(大田区石川町)

中原街道が呑川を渡る橋、石川橋のたもとに大型の石柱が立っている。傍らには説明板も立っており、いかにも史跡といった雰囲気がある。この石柱は「石橋供養塔」で、造立年は安永3年(1774)11月とある。

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建立したのは雪ヶ谷村の人々で、浄心という僧侶を中心にした6人によるものらしく、左側面に「荏原郡雪ヶ谷村 本願主」とありその下に名前が刻まれている。またその上部には、「照光山十二世 日善」とあるがこれは東雪谷にある照光山円長寺の僧侶でその下に花押がある。正面にある「何妙法蓮華経」の文字は日蓮宗のもので、この辺りは池上本門寺の影響を受けた日蓮宗寺院が多数ありその一つ。

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250年前にはこの場所に石橋が架けられ、他の信仰とは別に純粋に安全を供養する石橋供養塔があるのはあまり例がないように思う。この地点は昔から中原街道(平塚街道)から奥沢村、尾山村を経て、等々力に向かう道が分岐しており、中原街道沿いには多くの民家が立っていた。そういう地点だから道標が刻まれていても不思議はないのだが、石橋供養以外の記述はない。

場所 大田区石川町2丁目8

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