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2021年6月16日 (水)

民家車庫前の馬頭観音(練馬区西大泉)

本照寺の西、バスも走る都道練馬所沢線は古くからの道。古い道の特徴としては真っ直ぐでないことがまず挙げられるが、この道は白子川沿いの西武池袋線脇から北へずっと緩やかにカーブしている。したみち通りとの交差点「小泉橋」を過ぎて次の辻を西へ折れてしばらく行くと車庫の前に小さな石塔が立っている。

P1080937

注意していないと見過ごしてしまいそうな石塔だが、実は立派な馬頭観音である。造立年は大正13年(1921)3月。施主名は「高橋・・」と名前までは見えない。かなり剥離と摩滅が進んでいる。この車庫のお宅は田中氏宅。この辺りで初めて加藤家でない馬頭観音に遭えた。

P1080940

この周辺は古い地図を見ると唐澤という小字になっている。東にある本照寺には明治時代に大泉村の役場があり、この辺りも村の中心として農家が点々と集まっていたようだ。周辺の住宅開発はかなり進んだが、まだ所々その雰囲気が残っている。

場所  練馬区西大泉2丁目2-5

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