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2021年6月17日 (木)

本照寺の石仏(練馬区西大泉)

大泉にある本照寺は日蓮宗の寺院で、創建は天正10年(1582)と伝えられる。かつては小榑村(大泉村)の村役場として使われた時代もあったように、村の中心的な場所であった。寺は白子川の左岸にあり、かつては水田が広がっていた。寺の西にある交差点は「小泉橋」というが、寺の南で西大泉の谷の流れが白子川に合流していた、その支流の橋の名前が残っている。

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門前にもいくつもの石柱がある。中央の大きな3つの石塔は、左の上部が丸い角柱型が寛延3年(1750)造立の題目塔。功徳主関村、田中与兵衛の銘がある。基壇には「本照寺」とあるので当時寄進されたものだろう。隣りの背の高い角柱は大正11年(1922)の遠忌供養塔で、三百三十年とあるのは開山僧である日勇聖人を供養するもの。その右は安永9年(1780)の題目塔で日蓮の遠忌供養塔でもある。題目惣講中、武列新座郡小榑村の銘があり、願主としては土支田村32人、上白子村4人、関村10人、吉祥寺村10人、下保谷村3人とある。随分各方面に信者が広がっていたようだ。日蓮の没年が1282年だから厳密には498年後の造立だが、五百遠忌とある。

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山門をくぐると左に子育地蔵がある。地蔵菩薩の座像で大きいものだ。比較的新しく昭和7年(1932)の造立。ちょっと気になったのは膝と手の境目が作成途中のような繋がりをしている点である。像形はしっかりしているのになぜ細部が適当な造りになっているのか不思議であった。

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本堂前の植込みの中に馬頭観音がある。シンプルな角柱型で、造立年は昭和3年(1928)2月。施主名に加藤富蔵とあり、やはり加藤家である。これはどこかから移設したものか、あるいは最初から寺にあったものかは分からない。

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本堂の前には小さな舟型の石仏が祀られている。像形からどうも妙見菩薩らしい。造立年は不詳。妙見菩薩は国土を擁護し、災いを消し、敵を退け、福寿を増す仏とされている。しかし不勉強なので詳しいことは分からない。

場所  練馬区西大泉3丁目11-3

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