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2021年6月24日 (木)

東雪谷庚申塔(大田区東雪谷)

学研通りが新幹線と横須賀線を潜る中道架道橋、その下にはバス停があり雨を避けられる良い造りである。その少し北に長慶寺があり、長慶寺の駐車場の入口が寺の南側にあるが、その駐車場の入口にあるのが東雪谷庚申塔である。ここは昔は東西の台地の舌状地に挟まれた、呑川支流の洗足流れと鸛の巣流れの合流点であり、このすぐ先で呑川本流に出合うことになる川にとっての首根っこである。

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実はこの辺りの古道、平間道(鎌倉街道)のルートは微妙で、かつての川の流域の低地は水田で民家はなく、猿坂を下った平間道は川を越えてこの庚申塔辺りに繋がっていたと思われる。ここから道は南北に分かれており、北へ行くと中原街道へ、南へ行くと下丸子から多摩川の矢口渡に至った。

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右の大きい方の駒型庚申塔は、享保7年(1722)3月の造立で、日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿が描かれている。造立したのは雪ヶ谷村で、道標を兼ねており、「右 瀬田ヶ谷江」「左 九品仏江」とある。尊像は青面金剛像だが脇には「帝釈天王為二世安楽」と書かれている。一方左の駒型庚申塔は、その10年前の正徳2年(1712)2月の造立。日月、青面金剛像、二鶏、三猿の図柄で、願主名の大半が直井姓と長久保姓である。この辺りは直井家が名主だったのだろうか。

場所  大田区東雪谷5丁目12

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