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2021年6月 5日 (土)

円福寺の石仏(板橋区西台)

円福寺は西台の始まりと深い関係がある。円福寺蔵書の文書に初めて「西臺」の地名が登場するらしく、「志村西台のうち小原三郎五郎屋敷とその西側の畑を円福寺に永代寄進する」とあるという。西台の大寺というだけあって、山門前には阿吽の像が門兵のように立ちふさがり、その奥に大きな山門がある。その山門脇にも石仏が祀られている。

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左の背の高い丸彫の地蔵菩薩立像は明和2年(1765)12月の造立。背には「武州豊嶋郡西臺村 西臺山円福寺」とあり、台石には「奉建立地蔵尊一基」「門前不動谷念仏講中」とある。これはとりげつ坂上の馬頭観音の建立集団と同じ講中である。右の笠付角柱型の庚申塔は、延宝5年(1677)2月の造立。正面には「奉彫刻庚申供養石塔二世安穏攸」とあり下部に三猿が陽刻されている。台石と左右面には蓮花葉が描かれている。後ろには「武州豊嶋郡西臺田端村」とある。

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本堂左手に回り込み、無縁仏石塔群の脇にひっそりと置かれているのが安永7年(1778)10月造立の馬頭観音。「武州豊嶌郡峡田領西臺村」とある。左面には「堀下中老若男女為現當二世安楽」と書かれている。この馬頭観音は元は、蓮根3-26の路傍にあったものを移動した。現在の西台駅北の新河岸川のほとりの地域である。西台の農家はその辺りまで野良仕事に下りて行ったことが想像できる。

場所  板橋区西台3丁目32-26

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