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2021年7月21日 (水)

貫井二丁目の庚申塔(練馬区貫井)

「貫井」という地名は東京都では小金井市と練馬区にある。どちらも地名の由来は水にある。小金井市の方は「夏は冷たく冬は温い水が湧く」という説があり、練馬の貫井は空海が訪れた折、水不足に苦しむ村民を見て、杖で地面を叩いたところ泉が湧出たという、全国にある弘法大師説のようだ。この地域は江戸時代には上練馬貫井村と呼ばれた時期もあったという。

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以前、「向山小学校前」といわれた目白通りの交差点付近は不思議な側道が付いている。現在の目白通り筋は昔からの道筋だが、この辺りは東貫井と呼ばれた土地。街道の北側が向山谷戸と呼ばれた土地であった。この側道は目白通りが拡幅する以前の古い街道「清戸道」の名残りである。そこから斜めに分岐する道の角に樹木が生い茂る一角があり、そこに庚申塔が祀られている。

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庚申塔は笠付角柱型の立派なもので、日月、青面金剛像、邪鬼、三猿が描かれている。青面金剛の右には「奉造立庚申像供養二世安樂祈攸」とあり、左側面には「武刕豊嶋郡上練馬之郷貫井村 講中拾人」とある。造立年は宝永4年(1707)11月である。この庚申塔の北の街道の向かい側には昔小さな池があり、石神井川の支流が北流していた。ここで清戸道が微妙に曲がり、その沢を渡っていたので、この側道が残ったという地形のいたずらのようである。

場所  練馬区貫井2丁目4-19

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