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2021年8月 1日 (日)

横山家の庚申塔(練馬区桜台)

五差路の庚申塔からさらに北東に石神井川の大橋に向かって伸びている古道の途中に、塀に堂宇を築いた民家がある。以前はアパートだったが地主さんが戸建に変えたようだ。きれいな塀があり、その角に2基の石仏が祀られている。向かって右が開国供養塔、左が庚申塔である。

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廻国供養塔は角柱型で、高さは126㎝程、享和2年(1802)2月の造立。正面中央には「奉納大乗妙典日本廻国供養塔」とある。そして左側面には「武州豊嶋郡下練馬村早淵」の地名があり、「横山行者 覚全」とあるので、これがこのお宅(横山家)のご先祖様だろうか。早淵の地名は、のちに宮ケ谷戸の地名を合わせて「早宮」とされた。

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左の庚申塔の彫りは見事である。上部に日月、中央に青面金剛像がありショケラをぶら下げている。残念ながらショケラの顔が欠損している。その下にはベートーヴェンのような髪型の邪鬼、立体的な三猿があり、その下にはふくよかな二鶏が陽刻されている。造立年は安永9年(1780)2月、正面脇に「奉待庚申供養塔」と書かれ、左側面に「江戸小日向水道町 石工 石屋勘助」と彫り師の銘があるのは珍しい。台石には、庚申講中拾八人 願主道玄」と書かれている。

場所  練馬区桜台5丁目39-7

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