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2021年7月29日 (木)

桜台路傍の馬頭観音(練馬区桜台)

環状七号線を無視するとかつての練馬の地形と道筋が見えてくる。江古田駅南で千川上水かわ分かれた村道は氷川台駅傍の石神井川まで伸びており、現在の新桜台駅上で西に分岐する村道は桜台を経て現在の練馬駅で再び千川上水に出合う。この新桜台から練馬駅への村道脇には複数の馬頭観音が残っている。

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路傍の芝生に一基の馬頭観音がポツンと立っている。描かれている尊像は馬頭観音座像、台石には「願主 米蔵」とあり、側面には「篠三郎左エ門」の銘がある。造立年は弘化2年(1845)10月である。時代は第12代徳川家慶の頃で、ペリーが浦賀に来る10年ほど前。開国か鎖国かの議論が始まる前のことだが、民間でじゃは様々な講が出来、富士塚も築かれた、民間信仰の最盛期でもある。

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この時代の馬頭観音が美術的に進化してきたのはもしかしたら浮世絵などの庶民文化の隆盛の影響があるのかもしれない。地名は彫られていないが、江戸時代後期から明治時代にかけてはこの辺りは中新井村、この馬頭観音の北側には数軒の民家がある程度だった。

場所  練馬区桜台1丁目33-3

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