北町観音堂前の石仏(練馬区北町)
石観音堂(北町観音堂)の川越街道側には4基の石仏が並んでいる。庚申塔が2基、薬師如来、馬頭観音が祀られている。なまこ壁の塀の外ではあるが敷地としては石観音堂の敷地内である。なまこ壁と石仏のコントラストがとてもいい。
右端の笠付角柱型の庚申塔は、造立年が正徳4年(1714)8月。日月、青面金剛像、二鶏、三猿が陽刻されている。右面には「奉造立青面金剛二世安樂所 願主 五郎右衛門」とあり、左面には年紀の他、「武刕豊嶋郡下練馬村 施主 貮拾七人」と刻まれている。
右から二番目は珍しい薬師如来坐像である。資料の写真に比べて欠けが生じているのは残念である。舟型光背の大きな像で、これだけ光背が長いものは多くない。造立年は貞享3年(1686)8月と書かれている。薬師如来はお腹の前に両手を重ねて載せている薬壺が特徴である。
その隣には笠付角柱型の庚申塔。こちらは日月、青面金剛像、欠けているがおそらくは邪鬼、三猿が描かれている。三猿も右の2匹は顔が欠損しており、邪鬼は青面金剛が右足でおそらく頭を踏んでいるが胴体は欠損している。造立年は寛延3年(1750)11月。「豊嶋郡下練馬村上宿 講中 四拾人」とあり、裏面に「願主 漆原五郎右衛門」の銘がある。左端の馬頭観音は角柱型の文字塔。比較的新しく明治30年(1897)3月の造立で、「練馬上宿 吉田金四郎」の銘がある。
場所 練馬区北町2丁目38-19
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