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2021年7月 8日 (木)

棚橋の地蔵(練馬区北町)

川越街道と環八通りが交差する練馬北町陸橋の100mほど北東に田柄川緑道の橋「棚橋」がある。棚橋は元来田柄川に架かる富士大山道の橋であった。旧川越街道から分岐して最初に渡るのがこの棚橋。田柄川はこの辺りでは細流だったが、田柄用水として農業を支えてきた。しかしながら昭和49年(1974)から始まった下水道整備により、暗渠化され遊歩道になった。

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この地蔵、正確には「棚橋安楽子育地蔵」というらしい。棚橋跡の南側ににある三叉路の脇に堂宇があり、中に丸彫の地蔵菩薩立像が祀られている。造立年は天明4年(1784)9月。台石の正面には「奉建立地蔵尊 願主 内田久右衛門」と彫られている。

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台石に右側には「武刕豊嶋郡下練馬下宿 講中廿五」とあり、左には年紀と「為二世安楽也」と書かれている。下練馬宿は江戸の方から順に、下宿、中宿、上宿と呼ばれていた。この富士街道が川越街道と分岐する辺りには本陣の木下家、脇陣の内田家があり、脇陣の前から南に富士街道が分岐していた。したがってこの地蔵尊は江戸寄りの上記本陣脇陣辺りから東側の人々の講中によるものと考えられる。

場所  練馬区北町1丁目11-15

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