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2021年8月10日 (火)

空き地の石仏群(練馬区早宮)

練馬区早宮3丁目9番地に石仏石塔が無造作に並べられている空き地がある。以前は樹木が生い茂る土地だったが、今回の訪問時は樹木はすべて伐採されており、近々再開発が行われそうな雰囲気があった。道路側には5基の石仏が横並びになっている。

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左端の舟型の地蔵菩薩は享保4年(1719)12月の造立で、基壇正面には「奉造立地蔵尊」とあり、側面には「武刕豊嶋郡 下練馬之内早淵」と書かれている。その隣の小さな丸彫地蔵は何も書かれておらず不明。三番目の丸彫地蔵は、明和4年(1767)9月の造立。正面には「南無地蔵大菩薩」とあり念仏講中による建立。その右の少し背の高い舟型地蔵菩薩は安永8年(1779)10月の造立。「奉造立地蔵大菩薩」と正面にあり、脇には「念仏講中 下練馬村早淵 願主秋岸」と書かれていた。

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一番右にあるのが笠付角柱型の庚申塔である。文字塔の下部に三猿が彫られている。その上には「庚申待衆」とあり、「武刕豊嶋郡下練馬早渕村」の銘がある。造立年は寛文5年(1665)2月と古いもの。大正時代の地図を見るとこの場所には石塔の印がある。明治時代の地図にもあるので、江戸時代からあったことは十分考えられる。この辺りは少し北の早宮中央通りの交差点周辺に江戸時代から民家が集まっており、かつては北早淵という小字であった。

場所  練馬区早宮3丁目9-20

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