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2021年8月24日 (火)

永久寺の石仏(台東区谷中)

都道452号線でもある三崎坂(さんさきざか)の途中にある永久寺。曹洞宗の寺院で、慶安3年(1650)に没した高僧が隠居寺として創建したとあるので江戸時代初期の創建である。山門から本堂までは数mしかない狭く感じる寺院だが、本堂の前には仮名垣魯文の墓と山猫めをと塚がある。

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幕末・明治時代に活躍した劇作家で新聞記者である仮名垣魯文の墓は墓地にあるようだが入れなかった。説明書きによると墓石には聖観音を線刻した板碑がはめ込まれているとある。写真右の猫塔祈念碑は縦横40㎝四方の石をくり抜いて丸窓をあけ、中には山猫の石像が納められ、上は蓮華の葉とつぼみの石がのっている。また、左の山猫めをと塚は1881年(明治14年)に建てられたもの。

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その近くに無造作に置かれていたのが写真の板碑。上部と下部が欠損しているが、おそらくは南北朝時代あたりのものだろう。キリーク(阿弥陀)が中央ニアリ、二条線と枠線が見える。おそらく下部に年紀が刻まれていたのだろうが、残念ながら分からない。仮名垣魯文は、明治11年(1878)東両国の中村楼で「珍猫百覧会」を開き、書画や骨董など猫の収集物を展示。参観者2000人を超えるほど盛況で、その利益金でこの記念碑が建立されたといわれている。

場所  台東区谷中4丁目2-37

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