« 大泉寺の庚申塔(台東区谷中) | トップページ | 中葛西の庚申塚(江戸川区中葛西) »

2021年8月27日 (金)

金嶺寺の石仏(台東区谷中)

路地の反対側(西側)にある金嶺寺(こんれいじ)も大泉寺と同じく、慶長16年(1611)に神田北寺町に創建したが、寺地収公により慶安元年(1648)にこの地に移転している。ここも天台宗の寺院である。上野戦争の時に寺は焼失してしまったが、明治27年(1894)に再建している。

P1010837

金嶺寺の石仏は少ないが特徴あるものがある。まずはこの庚申塔。蔦が絡みついていて文字も読めないが、資料によると笠付角柱型らしい。どうやってここまでびっしり蔦を巻き付けたのか、そしてなぜ資料にはほどんど情報が残っていないのかが疑問。

P1010840

青面金剛像はとても見事な彫りをしている。その他も素晴らしい。青面金剛は邪鬼を踏みつけ、その下には一猿。多くの庚申塔は三猿なのだが、どうもこれは一猿のようである。左手には大きなショケラをぶら下げているのが特徴でもある。造立年はもちろん読み取れず不詳。この蔦を絡ませたのはいったいいつ頃なのだろうか。ここ数十年であれば資料に残っているはずである。

P1010841

境内にはこの3基の石仏が目立っていた。左はかなり摩滅が進んでいる丸彫の地蔵座像で「南無地蔵大菩薩」と基壇に彫られている。中央の宝篋印塔には「三界万霊塔」と刻まれている。そして右側の聖観音菩薩立像(舟型)の彫りもなかなか素晴らしい。

場所 台東区谷中1丁目6-27

|

« 大泉寺の庚申塔(台東区谷中) | トップページ | 中葛西の庚申塚(江戸川区中葛西) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 大泉寺の庚申塔(台東区谷中) | トップページ | 中葛西の庚申塚(江戸川区中葛西) »