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2021年9月24日 (金)

誠心寺の庚申塔(江戸川区江戸川)

誠心寺(じょうしんじ)は新大橋通りの今井橋の北西にある。現在は新中川(中川放水路)が北からまっすぐに南下して、今井水門を経て旧江戸川に合流しているが、新中川は人口の川で1947年のカスリーン台風による被害から高度経済成長期に開削され1963年に完成した。今井橋は二本の川をまとめて越える。

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誠心寺は浄土宗の寺院で、天誉龍頭という僧が文明年間(1469~1487)にこの地に草庵を結び、慶長7年(1602)に行誉清教が一寺として創建したという。山門を入ると右手に本堂があり、正面に墓所があるが、墓所の手前に植込みがあり、そこに石仏が祀られている。

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無縁仏塔の前に並ぶ4基のうち間違いなく3基は庚申塔。不明なのは上の写真の向こう側の笠付角柱型の石塔で、造立年は寛政12年(1800)7月で庚申と大きく刻まれている。ただ寛政12年は十干十二支で庚申の年なので単純に年号を示しているというのが自然かもしれない。左側の笠付円柱型の庚申塔は、日月、青面金剛像、邪鬼、三猿が描かれ、枠の外に二鶏が線刻されている。造立年は元禄10年(1697)11月で、右側面には「庚申一座之供養」とある。

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左の2基は板碑型の庚申塔。右の大きい方は、寛文8年(1668)9月の造立で、「天下和順日月清明風雨以時  突属不起国豊民安兵戈無用  今日結衆等庚申二座成就  為現當世二世所願圓満也」と書かれている。左の板碑型庚申塔は寛文13年(1673)8月の造立。中央に「庚申供養 敬日(白か)」とあり、脇には「神力演大光 普照無燈上  消除三垢冥 廣済衆厄難」と書かれている。どちらの庚申塔にも下部のの隙間に願主名が沢山刻まれている。

場所  江戸川区江戸川3丁目50-23

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