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2021年9月18日 (土)

妙亀塚(台東区橋場)

台東区橋場にある妙亀塚は都の史跡に指定されている。一応公園なのだが、何となくパワースポット的な雰囲気が漂う場所。公園の中央には小高い塚があり、その頂上部には板碑を内蔵した祠が建っている。

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この妙亀塚には現代に伝わる伝説がある。かつて浅茅ヶ原と呼ばれたこの場所は原野で、近くを奥州街道が通っていた。ここは「梅若伝説」に由来する地のひとつである。「平安時代、吉田少尉惟房の子である梅若が、信夫藤太という人買いにさらわれ、奥州に連れていかれる途中病にかかり、この場所に捨てられ亡くなった。我が子を探してここまでやってきた母は、隅田川岸で里人から梅若の死を知らされ、剃髪して妙亀尼と称して庵を結んだ。」

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頂上にある祠に納められた板碑は、弘安11年(1288)5月のものであるが、梅若伝説との関連は不明。板碑には「孝子敬白」とあるが、梅若の母の名前は花子である。ちなみに梅若伝説のもうひとつのスポットとしては隅田川対岸の木母寺にある梅若塚がある。この妙亀塚と対岸の梅若塚の関係は、梅若を哀れに思った天台宗の僧がその地に塚を築いたのが由来で、それが梅若寺となり、改名して木母寺となったもの。

場所  台東区橋場1丁目28-2

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